サントリーはこのほど、近年、伸長する高アルコールビール類に関する消費者飲用実態・意識調査の結果を発表した。調査対象は、全国20~69歳の男女2万5千人。4月19~21日までの3日間、インターネットにより調査した。
高アルコールビール類の飲用経験についての問いには、全体では約2割(18.6%)、ビール類ユーザーでは4割弱(35.6%)が「飲んだことがある」と回答した。
今後の飲用意向について聞いたところ、全体では3人に1人以上(34.1%)が、ビール類ユーザーでは約6割(59.2%)が「飲みたい」と回答。飲用意向が飲用経験を上回っており、今後、高アルコールビール類の飲用者はさらに増える傾向にあるといえそうだ。
「飲む理由」と「求めるもの」についての問いには、「飲みごたえ」と「満足度が高い」がともに1、2位の理由に。中味が重視されていることがうかがえる。
サントリーによると、2018年の高アルコールビール類市場は対前年比3割増となる3230万ケースを推定。3年前の15年(2182万ケース)と比較すると、その規模は約5割増になると見込んでいる。